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在宅医療クリニックのホームページ制作会社の選び方

訪問診療クリニックのホームページは、外来向けのテンプレートで作ると紹介元向けの情報が抜けます。制作会社を選ぶときに確認する7つのポイント、見積り依頼で聞く質問、契約前に確認する条件を、在宅医療に特化した制作会社という選択肢も含めて整理します。

訪問診療クリニックのホームページを頼む先は、地元の制作会社、クリニック専門の制作会社、フリーランス、在宅医療に特化した制作会社、と選択肢があります。どこに頼んでも見た目の整ったサイトはできますが、在宅医療のサイトとして機能するかどうかは、依頼先が「紹介で集患する構造」を理解しているかで決まります。

この記事では、在宅医療クリニックのホームページ制作会社を選ぶときに確認する7つのポイント、見積りを依頼するときに聞く質問、契約前に確認する条件をまとめます。弊社(ケアつく)は在宅医療に特化した制作会社の一つですので、その立場からの見方であることを踏まえてお読みください。

制作会社の種類と、それぞれの向き不向き

依頼先の種類ごとに、在宅医療のサイトを作るうえでの特徴を並べます。

依頼先強み在宅医療のサイトで注意する点
地元の制作会社対面で相談できる、地域の事情に詳しい医療のサイト経験が少ないと、医療広告ガイドラインへの配慮が薄いことがある
クリニック専門の制作会社医療広告ガイドラインに慣れている、予約システム等の知見外来向けのテンプレートが基本で、関係者向けページや対応エリアの設計が抜けることがある
フリーランス費用を抑えられる、小回りが利く継続的な保守や、担当者不在時の対応に不安が残る
在宅医療に特化した制作会社紹介元導線・対応エリア・在支診の体制など、在宅の前提を共有している数が少なく、選択肢が限られる

どの種類にも良い会社はあります。種類で決めるより、次の7つのポイントで確認するのが確実です(弊社が相談を受けた範囲では、依頼先の種類より、担当者が在宅医療の紹介の仕組みを知っているかどうかで結果が分かれています)。

確認する7つのポイント

紹介元向けのページを提案してくるか

在宅医療の新規患者は、地域連携室・ケアマネジャー・訪問看護からの紹介で決まります。最初の打ち合わせで、制作会社の側から「関係者向けのページを作りましょう」という提案が出るかどうかが、在宅医療を理解しているかの分かれ目です。こちらから言わないと出てこない会社は、外来向けの構成で作ることになります。

対応エリアを市区町村名で設計するか

「地域名 訪問診療」の検索の受け皿として、対応エリアを市区町村名で書くページを設計するか。「16km圏内」とだけ書く提案なら、地域名検索を意識していません。

医療広告ガイドラインのチェック工程があるか

医療機関のホームページは医療広告ガイドラインの対象です(出典 厚生労働省「医療法における病院等の広告規制について」)。体験談、比較優良表現、治療効果の断定などを公開前に確認する工程が、制作の流れに入っているかを聞きます。

原稿の下書きをしてくれるか

対応エリア・受け入れ条件・紹介の流れ・医師紹介。在宅医療のサイトの原稿は専門的で、院長が一から書くのは負担です。ヒアリングをもとに下書きを作り、院長が確認・加筆する流れの会社だと、公開が遅れません。

Googleビジネスプロフィールまで設定するか

地図枠に出るための設定は、サイトとは別に必要です。訪問型のクリニックとして非店舗型の設定を理解しているか、サイトの対応エリアとサービス提供地域を揃える発想があるかを確認します。

公開後に自院で更新できるか、費用はいくらか

お知らせ・求人・受け入れ状況をクリニック側で更新できる仕組みか。更新のたびに費用がかかる契約か。公開後のランニングが実費だけで済むか、月額契約が前提か。ここは契約前に必ず確認します。

名義とデータの扱い

ドメイン・サーバー・Googleビジネスプロフィールを医療機関名義にしてくれるか。契約終了後にサイトのデータが手元に残るか。制作会社名義で囲い込む形の会社は避けます。

見積りを依頼するときに聞く質問

上の7つのポイントを、そのまま質問にします。

  • 在宅医療クリニックのサイトで、関係者向けページはどう作りますか
  • 対応エリアはどのように書きますか
  • 医療広告ガイドラインの確認は、どの工程で誰が行いますか
  • 原稿は誰が書きますか。下書きはお願いできますか
  • Googleビジネスプロフィールの設定は含まれますか
  • 公開後、お知らせや求人は自分たちで更新できますか。月額の費用はかかりますか
  • ドメインとサーバーの名義はどちらになりますか。契約終了後のデータはどうなりますか

回答の内容もそうですが、質問に対してすぐ答えが返ってくるかどうかで、在宅医療のサイトを作り慣れているかが分かります(弊社の経験では、関係者向けページの質問に「それは何ですか」と返ってくる会社は、外来向けの構成で作ることになります)。

契約前に確認する条件

見積りの内容に納得したら、契約書で次を確認します。

  • 制作の範囲(ページ数、原稿、写真、修正回数)
  • 公開後のサポート期間と内容
  • 保守・運用契約の有無と、契約しない場合の扱い
  • ドメイン・サーバー・各種アカウントの名義
  • 著作権とデータの引き渡し
  • 途中解約の条件
  • 医療広告ガイドラインに関する責任の所在(最終確認は医療機関側で行う旨)

在宅医療クリニックのホームページ制作会社はどう選べばいいか

紹介元向けページと対応エリアの設計を制作会社の側から提案してくるか、医療広告ガイドラインのチェック工程があるか、原稿の下書きをしてくれるか、Googleビジネスプロフィールまで設定するか、公開後に自院で更新できて費用が実費で済むか、名義とデータが医療機関側に残るか。この7つを見積り依頼の段階で質問し、答えの速さと中身で判断します。

在宅医療に特化した制作会社という選択肢

弊社ケアつくは、在宅医療・訪問診療クリニックと訪問看護ステーションに絞ってホームページを制作しています。上の7つのポイントは、そのまま弊社の標準の作り方です。関係者向けページと紹介申込書はすべてのプランに含み、対応エリアは市区町村名で設計し、医療広告ガイドラインの表現チェックと原稿の下書きを工程に入れ、Googleビジネスプロフィールの設定まで行い、WordPressで制作して公開後のランニングは実費のみ、名義は医療機関側です。

一方で、対面での打ち合わせを重視する場合や、外来と訪問の両方を大きく扱うクリニックでは、地元の制作会社やクリニック専門の制作会社のほうが合うこともあります。この記事の7つのポイントで比較し、自院に合う依頼先を選んでください。

よくある失敗

見た目のサンプルだけで決める

デザインの好みは大事ですが、在宅医療のサイトとして機能するかは構成で決まります。サンプルの見た目より、関係者向けページの提案があるかを見ます。

安さだけで決める

20万円台の制作でも、関係者向けページと対応エリアの記載があれば機能します。逆に100万円のサイトでも、外来向けの構成なら紹介元には使われません。金額と構成を分けて判断します。

制作費0円・月額固定の契約

総額と解約条件、データの扱いを確認せずに契約すると、数年後に身動きが取れなくなります。

開業準備の終盤に依頼する

開業の2〜3ヶ月前に依頼すると、開業前の挨拶や求人にサイトを使えません。開業の6ヶ月前には制作会社の選定を始めるのが現実的です。

最後に

在宅医療クリニックのホームページ制作会社は、紹介元向けページと対応エリアの設計を提案してくるか、医療広告ガイドラインのチェック工程があるか、原稿の下書きをしてくれるか、Googleビジネスプロフィールまで設定するか、公開後に自院で更新できて費用が実費で済むか、名義とデータが医療機関側に残るか、の7点で選びます。種類で決めるより、見積り依頼の段階でこの7点を質問するのが確実です。

ケアつくは在宅医療に特化した制作会社として、この7点を標準にしています。他社との比較も含めてご相談いただければ、自院に合う依頼先の考え方からお伝えします。

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